国際ジェンダー学会2017年大会ご案内 (第3報)
2017年8月1日
大会実行委員長挨拶
国際ジェンダー学会2017年大会を9月2日(土)~3日(日)に明星大学で開催いたします。
大会第一日目は、シンポジウム1「人間の安全保障論をジェンダーの視点から問い直す」からのスタートです。人間の安全保障研究を牽引する研究者と関連領域で研究している本学会の会員にご登壇いただき、人間の安全保障論の現状を確認した上で、人間の安全保障にジェンダーの視点を導入する/強化する可能性を議論します。シンポジウムの後には、共通テーマのもと、自由に議論を交わすラウンドテーブルを開催します。今年は「男性性研究の最前線:書評セッション『介護する息子たち』の実践」「いま、なぜメディアとジェンダー研究か」「派遣労働の現状と課題」という3本の魅力的なテーマで実施します。奮ってご参加ください。夜は学内食堂にて懇親会を行います。多摩地域で人気、「きらら亭」の季節感溢れるお料理をお楽しみいただきながら親睦を深めてください。
二日目午前は3会場わかれての個人報告です。今年も大変充実した内容の報告がそろいました。大会を通じて会員相互の一層の研究交流が進むことを祈念しております。午後は総会ののち、シンポジウム2として「地域社会と女性―女性の地域活動の新展開―」を開催します。よりよい地域社会を作ることや地域社会の活性化に、女性がどのような影響をあたえてきたのか、また、地域にかかわる活動をとおして、女性自身はどのように力をつけていったのかについて、過去・現在・未来を見据えて新たな展開を考えていきます。どうぞご期待ください。
実りある大会となるよう、実行委員一同鋭意準備をすすめております。皆さまの積極的なご参加を心よりお待ちしております。
2017年大会実行委員長 鵜沢由美子
国際ジェンダー学会2017年大会 会場までのご案内
【会場】
明星大学 28号館
9月2日(土)受付:2階上りエスカレーター前(11:30~)
9月3日(日)受付:2階上りエスカレーター前( 9:00~)
【所在地】
〒191-8506 東京都日野市程久保2-1-1
明星大学
https://www.meisei-u.ac.jp/access/hino.html
【アクセス】
キャンパスマップ
会場見取り図(明星大学28号館)
国際ジェンダー学会2017大会タイムテーブル
9月1日(金)
18:30 ~ 20:00 | 理事会(会場別途連絡) |
9月2日(土)
10:00 ~ 11:30 | 評議員会(520) |
11:30 ~ | 参加者受付開始(2階受付) |
12:30 ~ 15:00 | シンポジウム1 (204アカデミーホール) |
15:15 ~ 17:15 | ラウンドテーブル(520, 501, 502) |
17:30 ~ 19:30 | 懇親会(2階食堂) |
9月3日(日)
9:00 ~ | 参加者受付開始(2階受付) |
9:30 ~ 12:30 | 個人発表(520,501,502) |
12:40 ~ 13:40 | 総会(405) |
14:00 ~ 16:00 | シンポジウム2 (204アカデミーホール) |
16:00 | 閉会 |
※ 両日とも大学構内には食事・印刷を提供できる施設がありません。
必要な方はモノレール「中央大学・明星大学」駅前のコンビニをご利用ください。
※ クローク&控室(519)、託児室(513)
9月2日(土) (10:00~17:30)
9月3日(日) ( 9:00~16:15)
シンポジウム1
(2018年大会(設立40周年記念大会)シンポジウムのプレ企画)
9月2日(土)12:30~15:00 28号館2階204アカデミーホール
人間の安全保障論をジェンダーの視点から問い直す
<司会>加藤千恵(京都光華女子大学)・池田恵子(静岡大学)
■企画趣旨説明 (12:30~12:35)
池田恵子(静岡大学)
■基調講演(12:35~13:05)
峯陽一(同志社大学)
人間の安全保障論の射程―「壊れもの」としての人間
■報告
1. 田中雅子(上智大学)(13:05~13:25)
「尊厳をもって生きる自由」を伝え、守る
―ネパール地震後に「女性の安全スペース」が果たした役割
2. 平野恵子(北海道教育大学)(13:25~13:45)
移住・家事労働者の連帯―インドネシアを事例として
■コメント(13:55~14:10)
高松香奈(国際基督教大学)
■ディスカッション(14:10~15:00)
■閉会(15:00)
ラウンドテーブル
9月2日(土)15:15~17:15
ラウンドテーブルディスカッションⅠ: 520室
<テーマ> | 書評セッション 平山亮『介護する息子たち: 男性性の死角とケアのジェンダー分析』(勁草書房, 2017) |
<企画> | 山根純佳(実践女子大学) |
<司会> | 佐藤文香(一橋大学) |
<話題提供> | 平山亮(東京都健康長寿医療センター研究所) |
<コメンテーター> | 山根純佳(実践女子大学) |
ラウンドテーブルディスカッションⅡ: 501室
<テーマ> | いま、なぜメディアとジェンダー研究か |
<企画> | メディアとジェンダー分科会 |
<司会> | 小林直美(山形大学) |
<話題提供> | 小玉美意子(武蔵大学名誉教授)・田中洋美(明治大学)・池松玲子(東京女子大学大学院)・加藤敬子(武蔵大学非常勤講師)・笹川あゆみ(武蔵野大学非常勤講師)・津田好子(和光大学ほか非常勤講師)・関根里奈子(一橋大学大学院)・花野泰子(立教女学院短期大学) |
ラウンドテーブルディスカッションⅢ: 502室
<テーマ> | 派遣労働の現状と課題 |
<企画> | 大槻奈巳(聖心女子大学) |
<司会> | 大槻奈巳(聖心女子大学) |
<話題提供> | 江頭説子(杏林大学)・鵜沢由美子(明星大学)・大槻奈巳(聖心女子大学)田口久美子(和洋女子大学) |
個人発表<Aグループ>
9月3日(日)9:30~12:30 501室
<座長>伊藤るり(一橋大学)
1. 織田由紀子(北九州サスティナビリティ研究所)
持続可能な開発目標(SDGs)におけるジェンダー視点の主流化
―国連ハイレベル政治フォーラム 2017 「自発的国家レビュー」予備的分析―
2. 藤掛洋子(横浜国立大学)
パラグアイ都市スラムカテウラにおけるジェンダー課題:
ゴミリサイクルの現場から
3. 佐伯芳子(東京女子大学)
移住女性労働者の生涯を通したシティズンシップ保障の課題
―東京で働くフィリピン出身家事労働者の事例を中心に
4. 大野聖良(日本学術振興会特別研究員PD)
在留資格「興行」をめぐる「男」たちの攻防
―招聘業界誌『入国ジャーナル』をてがかりに―
5. 徐阿貴(福岡女子大学)
韓国における結婚移住女性への女性運動の関与
―ジェンダー化された多文化政策と連帯のゆくえ
個人発表<Bグループ>
9月3日(日)9:30~12:30 502室
<座長>菊地栄(立教大学)
1. 中山まき子(同志社女子大学)
出産施設<病院・診療所・助産所>の激減と連動関係
―三種の判断基準とポリティクス―
2. 横山美和(お茶の水女子大学基幹研究院)
日本における荻野学説の社会的受容について
3. 池橋みどり(和光大学)
シングルファーザーの「主たる育児責任者」プロセス
2015年と2017年のインタビュー調査から
4. 幅崎麻紀子(電気通信大学)
「子どもが2歳までは家で世話を」
―現代ネパールにおける育児観―
個人発表<Cグループ>
9月3日(日)9:30~12:30 520室
<座長>天童睦子(宮城学院女子大学)
1. 跡部千慧(静岡大学)
女性教員のキャリア形成に関する現代史的考察
―1960年代のA大学教育学部卒業生を事例として
2. 木藤まどか(城西国際大学)
「技術」としての英語の専門教育
―女子英學塾・津田英學塾・津田塾専門学校・津田塾大学の卒業生の証言から―
3. 河野銀子(山形大学)
教育・研究分野におけるジェンダー統計の現状
―初中等教育および高等教育機関の女性教員に注目して―
4. 佐藤文香(一橋大学)
「戦わぬ軍事組織」における男性性の構築
―男性自衛官のライフストーリーから―
5. 村尾祐美子(東洋大学)
女性天皇に反対するのは誰か
シンポジウム2(公開)
9月3日(日)14:00~16:00 28号館2階204アカデミーホール
地域社会と女性-女性の地域活動の新展開-
<司会>江頭説子(杏林大学)
■企画趣旨説明(14:00~14:05)
江頭説子(杏林大学)
■基調講演(14:05~14:30)
国広陽子(武蔵大学名誉教授/元東京女子大学教授)
地域社会と女性
■実践報告
1. 貴山圭子(だるチャンプロデュース 代表)(14:30~14:50)
地域を活性化する活動:コミュニティ・ビジネス
2. 吉田恵美子(いわきおてんとSUN企業組合 代表理事)(14:50~15:10)
市民による市民のための地域づくり:NPO法人と企業組合
3. 鈴木暁子(京都府立大学京都地域未来創造センター コーディネータ/研究員)(15:10~15:30)
テーマ型から地域づくり型、コミュニティ形成へ
:地域活動の変容とジェンダー
■パネルディスカッション(15:30~15:55)
<パネリスト> | 国広陽子・貴山圭子・吉田恵美子・鈴木暁子 |
<コメンテーター> | 大槻奈巳(聖心女子大学) |
■閉会(16:00)
大会参加者の皆様へ
1.大会参加について
大会・懇親会への参加申し込みは、8月20日(日)までに学会ウェブサイトで手続きをして下さい。
2017年大会申し込みURLhttp://www.isgsjapan.org/program/program_2017.html
(公式ブログ http://isgsblog.blogspot.jp/)
旧ホームページアドレスからは申し込みができません。
必ず上記の新ホームページアドレスから申し込みをしてください。
(ブックマークの更新をお願いします。)
大会運営上、なるべくウェブサイトからの申し込みをお願いします。
もしくは、下記の事項を記載し、8月20日(日)までにFAXでお申し込みください。なお、大会当日の参加も受け付けます。
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お名前 : | |
ご所属 : | |
ご連絡先 | (TEL、FAX、メールアドレスのいずれか): |
以下、あてはまる項目に○をつけて下さい。 |
|
ご大会参加日: | 9月2日 9月3日 |
懇親会参加の有無: | 有 無 |
会員/非会員の別: | 会員 非会員 学生(会員) 学生(非会員) |
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送付先:国際ジェンダー学会2017年大会実行委員会
事務局:明星大学 鵜沢由美子研究室
FAX:042-591-5489
2.受付
9月2日(土):2階上りエスカレーター前(11:30~)
*評議員の方は、評議員会の前に受付をお済ませください。
9月3日(日):2階上りエスカレーター前( 9:00~)
3.参加費・懇親会費のお支払い
参加費・懇親会費は当日受付で、現金でお支払いください。
1) 参加費: | 会員 | 3,000円 |
非会員 | 3,500円 | |
学生(会員・非会員) | 1,000円 | |
2) 懇親会費: | 会員・非会員 | 4,500円 |
学生(会員・非会員) | 2,000円 |
※ 参加費・懇親会費は、当日、受付でお支払い下さい。
※ 懇親会は28号館2階食堂にて開催します。
※ 懇親会をキャンセルされる場合にも、懇親会費をお支払い頂きます。どうかご了承ください。
4.書籍販売
書籍販売スペースを、28号館5階談話スペースに設けます。ご希望の方は、必ず前もって大会事務局へお申し出ください。
5.託児
託児希望に対応致します(お一人当たり半日1000円程度のご負担をお願い致します)。8月20日(日)までに大会事務局託児担当跡部(atobe.chisato[AT]shizuoka.ac.jp)までお問い合わせ下さい。