国際ジェンダー学会2004年大会のお知らせ
ごあいさつ
四半世紀にわたる国際女性学会の活動と成果を基に生まれ変わった国際ジェンダー学会は、国際女性学会が目指してきた国際的な視野に立脚した学際的なアプローチによる女性学研究を発展させ、男女共同参画社会の実現に向け、研究を展開しています。
今年は9月11-12日、武蔵大学を会場にして大会を開催することになりました。この大会が私たちの学会に新しい力を吹き込んでくれることを期待するとともに、実り豊かな大会になりますように、皆様のご参加と研究発表をお待ち申し上げております。
1.日時
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2004年9月11日(土) 13時~17時、懇親会17時半 ~
9月12日(日) 9時30分 ~ 16時
2.会場
武蔵大学
3.参加費・懇親会費
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会員3,000円会員以外3,500円懇親会参加費会員・会員以外 6,000円、学生3,000円
国際ジェンダー学会2004年大会タイムテーブル
- 9月11日(土)
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12:30受付開始13:00~14:50ワークショップ「既婚女性のキャリア再形成一海外転勤者の妻に学ぶ」15:00~17:00シンポジウム1「女性と生活経済一一経済的自立を目指して」17:30~20:00懇親会(江古田駅周辺のイタリアンレストランを予定)
- 9月12日(日)
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9:30~12:00個人発表12:00~13:00総会14:00~16:00共同研究 経過報告「地域から見た『開発とジェンダー』」開発とジェンダー分科会
プログラム
- 第1日目 9月11日(土)
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1)ワークショップ 13:10~14:50(8504)
既婚女性のキャリア再形成―海外転勤者の妻に学ぶ
問題提起と司会:三善勝代(和洋女子大学) -
2)シンポジウム 15:00~17:00(8504)
女性と生活経済――経済的自立を目指して企画担当:中山まき子(同志社女子大学) 国広陽子(武蔵大学)
シンポジスト:
赤石千衣子(NPO法人しんぐるまざあず・フォーラム)「日本のシングルマザーの暮らしと経済」
坂東真理子(国際ジェンダー学会会員、昭和女子大学)「女性の職場の地位に関する国際比較から」
上村協子(国際ジェンダー学会会員、東京家政学院大学)「女性と財産 女性農業者を軸として」
国広陽子(国際ジェンダー学会会員、武蔵大学)・司会「主婦にこだわる日本の年金」
- 第2日目 9月12日(日)
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3)個人発表 9:30~12:00
分科会A (8501)
座長 藤原千賀(武蔵野大学)
1. 木村育恵(東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科)「ジェンダーと教育」研究が学校にもたらしたもの――学校観察から実践の現状を探る
2. 曾我邦子(神戸海星女子学院大学英語英米文学科)女子高校卒業生(10年後)のキャリア意識の変化――日米比較
3. 高野良子(日本女子大学教育学科)小学校女性校長の任用――1920年代と1980年代に注目して
4. 河野銀子(山形大学)女子の工学部進学メカニズム
5. 宮崎聖子(お茶の水女子大学大学院)「日本兵」へのみち―植民地期における台湾人男性と青年団と青年学校
分科会B (8503)
座長 川端美樹(目白大学)
1. シュリーデイーヴイ・レッデイ(筑波大学大学院)雑誌『女人芸術』における〈男〉の言説
2. 佐藤(佐久間)りか(お茶の水女子大学ジェンダー研究センター)視覚障害者のセクシュアリティ形成とジェンダー
3. 村上郷子(東京福祉大学)教科書の中のジェンダーと職業
4. 田中俊之(武蔵大学非常勤講師)「男性問題」としての不妊―<男らしさ>と生殖能力の関係をめぐって
5. 織田由紀子((財)アジア女性交流・研究フォーラム)アジアにおける女性NGOのネットワーク:ジェンダー主流化における役割
4)総会 12:00~13:00(8504)
5)共同研究 経過報告 14:00~16:00(8504)
「地域から見た『開発とジェンダー』」開発とジェンダー分科会
司会進行 萩原なつ子(武蔵工業大学環境情報学部)江藤双恵(東京外国語大学非常勤講師):シンポジウムの趣旨説明およびタイの事例
池田恵子(静岡大学教育学部):バングラデシュの事例
雑賀葉子(東京大学社会科学研究所):日本の事例(中央レベル)
笹川あゆみ(武蔵野大学非常勤講師):日本の事例(地方レベル)
重富恵子(東海女子大学非常勤講師):ボリビアの事例
高橋美和(愛国学園大学人間文化学部):カンボジアの事例
コメンテーター 村松安子(東京女子大学)