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国際ジェンダー学会
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国際ジェンダー学会2009年大会のお知らせ

国際ジェンダー学会2009年大会を、9月12日(土)、13日(日)に、福岡女子大学にて以下のように開催いたします。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。なお、大会参加申し込みは詳細なプログラムと申し込み用紙と共に8月上旬にお届けする予定です。

また、2009年大会の個人発表の発表者を募集いたします。「『個人発表』申し込み用紙」と、「『個人発表』要旨集原稿について」をお読みいただき、「発表申し込み用紙」(7月13日締切)と「要旨集原稿」(8月20日締切)を期限までにご提出ください。

今回は、初めて九州での大会となります。いろいろご不便をおかけするかと思いますが、ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

1.会場

【福岡女子大学 A棟】

<所在地>

〒813-8529 福岡県福岡市東区香住ヶ丘1-1-1福岡女子大学
最寄駅 JR香椎駅、西鉄香椎駅(徒歩15分、またはタクシー5分)、
      西鉄香椎花園前駅(徒歩10分)、西鉄バス「女子大前」バス停(徒歩5分)

福岡女子大学HP http://www.fwu.ac.jp/

<アクセス>

・博多駅から JR鹿児島線で博多駅から香椎駅まで約11〜15分。(香椎駅には普通/快速は停車しますが、特急は通過するものが多いのでご注意下さい。)

・天神から 西鉄バス(21A、26A)で「天神郵便局前」バス停から都市高速経由で約15分、「女子大前」下車。(バスは「A」のついている都市高速経由をご利用下さい。21、26の路線は一般道を走り、女子大まで40分ほどかかりますのでご注意下さい。) 
西鉄グループのHP  http://www.nishitetsu.co.jp/bus/default.htm

・福岡空港から 市営地下鉄で福岡空港駅から博多駅まで約5分、博多でJR鹿児島線に乗り換え、JR博多駅から香椎駅まで11〜15分。

*福岡空港から天神までは市営地下鉄で約12分です。
*福岡空港から福岡女子大まで、タクシーですと道路の込み具合にもよりますが、30分前後、3000円余りです。都市高速を経由する場合、高速料金600円がプラスされます。

福岡女子大学へのアクセス/大学構内配置図(福岡女子大学ホームページ)

2.参加費

会員:3,000円、 非会員:3,500円、 公開シンポジウムのみ参加(非会員):500円
懇親会費:3,000円(予定)

3.国際ジェンダー学会2009年大会プログラム

    ■2009年9月12日(土)

11:00〜12:30 理事会 (2階A23)
12:30〜 2009年大会受付開始
12:30〜13:15 評議員会 (2階A23)
13:30〜16:30 公開シンポジウム
「グローバル経済下での農業女性とジェンダー平等政策」 (3階A31)
17:00〜19:00 懇親会 (福岡女子大学生協)

       

    ■2009年9月13日(日)

9:30 受付開始
10:00〜12:00 個人発表 (1階A11、3階LL、3階A31)
12:00〜13:30 昼食をとりながら総会、総会は12:15〜13:15  (3階A31)
13:30〜15:30 ワークショップ「“ジェンダー平等”を語り合う―学ぶ立場から・教える立場から <第2弾>」 (3階A31)
16:00 閉会
       

4.宿泊について

大会会場周辺にはホテルがないため、天神か博多駅周でのご宿泊をおすすめします。大会実行委員会では宿泊の手配はいたしかねますが、たとえば、下記のホテルアセント福岡ですと、近くのバス停(天神郵便局)から、福岡女子大学前まで都市高速経由で15分ほどで行くことができます。予約はJTB九州イベントコンベンションの担当者にご連絡下さい。その他にお得なパックプランもあるそうです。

   □推薦ホテル名 ホテルアセント福岡(場所:天神)
    (天神郵便局前バス停もしくは地下鉄天神駅より徒歩約5分)

   □宿泊代金 1泊(朝食なし)シングル¥7,500- ※朝食込¥8,400-

♪国際ジェンダー学会会員の皆様への耳より情報♪

※東京からのお得な航空券+宿泊パックプランも設定しています。
 9月12日発1泊2日¥39,300〜(条件により異なりますので、詳細はお問い合わせください)
※お客様からお問い合わせいただいてからの手配となりますのでお早めにお申し付けください。また福岡市内の土曜日宿泊は非常に込み合いますのでお早めにお申し付けください。
※上記ホテルが満室の場合、別のホテルを紹介させていただきますので予めご了承ください。申し込みにつきましては下記までお問い合わせください。

      (株)JTB九州 イベントコンベンション営業部 担当 秋月、伊藤
            Tel:092-712-6142  Fax:092-751-9200
            E-mail:k_akizuki424@jtb.jp

5.今後の予定(変更の可能性もあります)

7月13日(月):個人発表申し込み締め切り
8月初旬ごろ:国際ジェンダー学会2009年大会プログラム送付
8月20日(木):発表要旨集原稿送付締切
8月28日(金):大会参加申し込み締め切り
9月12日(土):大会初日

6.公開シンポジウムのご案内

国際ジェンダー学会・福岡女子大学共催 公開シンポジウム
テーマ:グローバル経済下での農業女性とジェンダー平等政策

2009.9.12(土)13:30〜16:30

<趣旨>

経済のグローバル化の中で自由貿易推進圧力によって、日本の農産物輸入は世界的にトップを記録し続けている。ことに90年代後半からは、中国を中心とする野菜および加工品の輸入が増加し、その中で食の安全性の問題が急浮上してきた。他方で日本の農業・農家においては高齢化が急激に進み、耕作放棄地の増加、限界集落問題など、農業と農村地域社会の持続可能性が危惧されている。農業の担い手の6割以上が女性であるということから、これからの農業・農村の再生を考えていく際に、女性の生産力向上や技術及び経営能力の向上、安心・安全な食料の生産加工と地産地消の拡大、そのための女性の経済力向上や学習の推進、意思決定への参画、消費者への情報発信能力向上と新規参入確保を含む交流推進などを考えつつ、男女共同参画によって行動することが不可欠である。同様のことは、輸出国の農業女性においてもいえる。

このシンポジウムでは、様々な方法でこれらの課題に対し先駆的に実効してきた女性たちの体験及び研究を聴き、さらに有効な実践やそのための政策について検討するものとする。

<シンポジスト>(順不同)
■ミン・キョンジャさん:
「韓国の農業とジェンダー平等政策―中清南道のグリーンツーリズム集落とイチゴ農家の調査を通じて」

■井上ユキヱさん(福岡県筑紫野市):
「家族経営協定による大規模米作農業の実践から10年」

■井ノ口艶子さん(あんずの里組合長):
「直売所型の農産物生産販売と女性のエンパワーメントおよび現在の課題」

■新開玉子さん(「ぶどう畑」店長):
「九州各県の女性生産者間のネットワーク化と、販売受託活動の意義と課題」

<コーディネーター>
篠武ウ美さん(日本赤十字九州国際看護大学、アジア女性交流・研究フォーラム)


<司会>
宮崎聖子さん(福岡女子大学)

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7.個人発表のご案内

日時:2009年9月13日(日)10時00分〜12時00分


aグループ(1階 A11)

1.佐藤文香 (一橋大学)
「ジェンダー化されるポストモダンの軍隊」

2. 藤掛洋子 (東京家政学院大学)
「青年海外協力隊員の社会貢献活動に関する成果と課題――ジェンダーの視点から」

3.丹野絵里子 (日本女性監視機構)
「旧ユーゴスラビア紛争で、性暴力によりトラウマを経験した女性に対する紛争後の取り組みの効果の検証」

4.桑島薫 (東京大学大学院)
「シェルターにおけるDV被害者支援実践――文化人類学的アプローチ」

5.平野恵子 (お茶の水女子大学大学院)
「移住労働者として働きに出ること――インドネシア・西ジャワ州チアンジュール県を事例として」

6.大野聖良 (お茶の水女子大学大学院)
「日本の文脈における人身取引の考察――人身取引をめぐる研究の展開と課題」


bグループ(3階 LL)

1.河野銀子 (山形大学)・池上徹 (関西福祉科学大学)・田口久美子 (長崎外国語大学)
「公立高校の女性管理職に関する研究(1):学校における管理職の現状」

2.木村育恵 (東京学芸大学)・杉山二季 (駒沢大学、成城大学)・高野良子 (植草学園大学)
「公立高校の女性管理職に関する研究(2):インタビューを通して」

3. 河野銀子 (山形大学)
「理工系大学・学部における女性学生比率に関する研究」

4. 橋本ヒロ子 (十文字学園女子大学)
「理系女子高校生の意識調査――日韓比較」

5. 竹山優子 (筑紫女学園大学)
「女子大学の存立意義――キャリア形成の視点から」

6.中山庸子 (福島大学)
「微笑むフレドリカ in ストックホルム」


c グループ(3階 A31)

1. 大山七穂 (東海大学)
「女性議員が増加するとき――大磯町議会と島本町議会の事例から」

2.分科会:アジアの看護師の国際移動と看護教育――ジェンダーの視点 から

2-1.織田由紀子 (JICAタイ人身取引対策プロジェクト専門家)
「グローバル化のアジアの看護師と看護教育――研究の背景と概要」

2-2.田村慶子 (北九州市立大学)
「シンガポールで働く外国人看護師――シンガポールの受け入れ体制と日本への示唆」

2-3.森谷裕美子 (九州産業大学)
「フィリピン先住民族社会におけるグローバリゼーションと看護師の国際移動」

2-4.宮崎聖子 (福岡女子大学)
「グローバル化のもとでの台湾における看護教育と看護師」

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8.ワークショップのご案内

国際ジェンダー学会2009年大会:ワークショップ

“ジェンダー平等”を語り合う
           ―学ぶ立場から・教える立場から<第2弾>

日時:2009年9月13日(日)13時30分〜15時30分

<話題提供者>(敬称略)

◆指田祐美(NPO法人男女共同参画おおた職員)
「イマドキの行列のできるジェンダー講座――成功と失敗からみる仕掛けの極意!」

◆森田千恵(男女共同参画センター 専門スタッフ)
「ところ変われば、ジェンダー講座も変わる!――人をよぶ講座のつくり方」

◆倉田聡子(個人コンサルタント)
「売ろう、青汁――楽しい講座作りの工夫分かち合い」

<司会・ファシリテーター>

加藤千恵(東京女学館大学)


【ワークショップ実施の背景】
2008年大会では、ジェンダー研究・ジェンダー平等を「伝える・教える・学ぶ」ことを考えるワークショップを実施しました。昨年は、初めに3人の方々に各自の授業実践を紹介(佐藤文香さん:一橋大学教員、宮崎聖子さん:福岡女子大学教員、沼崎一郎さん:東北大学教員)していただき、工夫・苦労・問題点、そして成果などを議論し、その後、参加者との質疑応答・議論や新たな授業モデル/モデル・シラバスの作成を行いました。

教員側からは、「現学生は、男女差別があるという認識自体がない」、「全員をわからせようとしても難しく、せめて約1割弱の理解を目指したい」などの意見や悩みが出されました。また、学生・院生は一橋大学(含留学生)、放送大学、城西国際大学、明治学院大学、立教大学など合計14名程が参加し、ジェンダー講義を受講している学生や学部間では、態度に差異があるという指摘や、そのような見方はステレオタイプではないか、また、取り上げるテーマに関係ある人を授業のゲストによんだらどうか、教員が実体験を話すと理解されやすいのではないか、など学ぶ側からの意見や議論も活発でした。

前半の話をもっと聞きたかったという声、後半の話し合いや作業は時間不足などの問題が出されたものの、多くの参加者から好評で、講義や授業の工夫について自閉的に悩んできたがヒントを得た、同じような悩みを持っている方がいて勇気づけられた、教材を工夫する認識を得たなどの意見がありました。今後も「続き」を実施してほしい、授業に活用する映像の情報交換や、ジェンダー授業と映像の活用をテーマに第2弾を実施してはどうかなどの提案が出されました。



【ワークショップ第2弾のねらい】
本年も「ジェンダー平等」を伝える・教える、そして学ぶ立場の両面から議論しあうワークショップを開催します。「建前のジェンダー平等」は、かなりの程度に達成されつつありますが、学生たちの多くは、実社会での実体験を伴う機会が少ないまま「ジェンダー平等」を学んでいるのが現状です。今回は、学ぶ(学生)・教える(教員)立場に加えて、市民に女性学・ジェンダー講義を提供する立場の方たち(市民講座担当者)にも参加していただき、学ぶ立場・教える立場の隙間を埋める方法を見つけるワークショップにチャレンジします。効果的な映像資料やメディア情報の活用についても情報交換したいと思います。


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9.大会参加申し込み・問い合わせ先

国際ジェンダー学会2009年大会実行委員会

  宮崎 聖子(福岡女子大学)

  Mail: miyazaki@fwu.ac.jp

  Tel : 092-661-2411 内線277

  Fax : 092-661-2415(大学事務室)

        

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