「学芸大こども未来プロジェクト」は、東京学芸大学と(株)おもちゃ王国が産学連携し、学校外教育を担う人材養成のためのプログラムなどの研究開発をめざす取組です。このプロジェクトでは、これまでに「こどもの遊びと子育て」に関するさまざまなプログラムを開発・実施してきました。2007年大会では、このプロジェクトとリンクして、子ども向けの楽しい遊びのプログラムをご用意いたしました。
*プログラム例(これまでの実績から)大学敷地内での外遊び、身近なものを使った工作や立体作り等 (注)利用者の年齢や人数によって、遊びプログラムが変わります。
8.会場までのご案内
国際ジェンダー学会2007年大会プログラム
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10:30〜12:00 | 理事会 | C203 |
12:30〜 | 受付 | C101前にて |
1:00〜1:45 | 評議員会(評議員会の前に受付をお済ませ下さい) | C203 |
2:00〜 5:00 | シンポジウムT「教育の現場とジェンダー」 話題提供者 吉田英子さん 東京都小学校 話題提供者 星野明美さん 東京都小学校 話題提供者 大竹美登利さん 東京学芸大学 コメンテーター 高橋道子さん 東京学芸大学 司会 福富 護さん 東京学芸大学 |
C303 |
5:30〜 | 懇親会(東京学芸大学キャンパス内小金井クラブにて) | 小金井クラブ |
9:00〜 | 受付 | C101前にて |
9:30〜11:30 | 個人発表 |
C102 C103 |
11:30〜12:30 | 昼食 | C303 |
12:30〜 1:30 | 総会 | C303 |
2:00〜 4:00 | シンポジウムU「女性の身体の資源化」 話題提供者 洪 賢秀さん (財)医療科学研究所 話題提供者 小門 穂さん 京都大学大学院、東京医科歯科大学研究員 コメンテーター 柘植あづみさん 明治学院大学 司会 加藤千恵さん 東京女学館大学 |
C303 |
※ プログラムの時間は若干変更される場合があります。
話題提供者 吉田 英子(東京都小学校)
話題提供者 星野 明美(東京都小学校)
話題提供者 大竹美登利(東京学芸大学)
コメンテーター 高橋 道子(東京学芸大学)
司会 福富 護(東京学芸大学)ジェンダーフリー教育や性教育に対するバッシングの動きが様々なレベルで多様な様相を呈しながら顕著になっております。最近では、ジェンダー概念そのものに対する攻撃もなされようとしています。
こうした状況の中で、とりわけバッシングの直接対象ともなっている教育の現場は、具体的にジェンダーに関連したどのような問題に直面し、悩んでいるのでしょうか。ジェンダー研究を志している私たちにとって、先ずは現場で現在生じている問題をきちんと把握することが大切だと思います。次に、こうした具体的問題を見据えながら、どのようなジェンダー研究がなしうるのかを考えてみたいと思います。それというのも、ジェンダー研究が果たすべき役割には、人を固定的な枠組みや役割に縛りつけることなく、全ての人間一人ひとりの個性が尊重される社会の実現への貢献が位置づけられるからです。こうした社会の実現に向けての教育活動に対して、ジェンダー研究がどのように対応できるのか、さらに今何をすべきかを検討してみたいと思います。
今回のシンポジウムでは、以上の問題意識をふまえて、先ず最初に、教育の現場で日頃から教育に携わっておられる吉田さんと星野さんから、教育現場で抱えているジェンダーに関連した問題の現状を報告いただきます。次にジェンダーの視点から教科教育学(生活科学)研究を実践され、昨年まで付属小学校長として管理職を経験された大竹さんに、教育現場とジェンダー研究の繋がりの可能性を問題提起していただきます。3人の話題提供者の間の議論をより明確にしていただくために、高橋さんにコメンテーターとしての役割をお願いいたしました。高橋さんは、教育心理学の研究者であるとともに現在、教員養成大学である学芸大学の男女共同参画推進本部長の立場にあります。話題提供者間の討論に教育心理学の立場や教員養成大学の行政的な立場からのコメントを頂ければと思います。
シンポジウムに参加いただいたフロアーの方々も、積極的に議論に参加していただきたいと思います。このシンポジウムを通して、参加された全ての方々が、今教育現場で起こっている問題を共有でき、これからのジェンダー研究の行く末の一端に光を当てることができれば、企画者として幸甚に存じます。皆様方の積極的な参加を期待しております。
話題提供者 洪 賢秀((財)医療科学研究所)
話題提供者 小門 穂(京都大学大学院、東京医科歯科大学研究員)
コメンテーター 柘植あづみ(明治学院大学)
司 会 加藤千恵(東京女学館大学)身体の各部分の資源化・商業化が進む中で、日本では不妊の「解決」手段としての代理出産や卵子提供について検討されている。また、ES細胞研究や体細胞クローンES細胞研究への胚(受精卵)や卵子の提供についても実施されているか、または検討中である。そんな中、2005年に韓国では体細胞クローンES細胞研究の論文捏造事件と、その研究への膨大な数の卵子提供が発覚した。その卵子の多くは業者によって買い取られたものであったが、不妊治療中の女性や、難病の家族からの提供も含まれていた。さらに代理出産については、従来のアメリカでの代理出産からアジア(たとえばインド)での代理出産の増加が予想されている。
このシンポジウムでは、経済のグローバル化を背景に、医療・科学研究の資源とされる女性の身体に焦点をあてて、問題を提起する。
特に、洪は、韓国の論文捏造事件と韓国社会について、事件の背景やその後の社会の対応を含めて報告する。小門は、代理懐胎に対する規制や、生まれた子の法的地位、実施の現状に関する5カ国(米・英・仏・韓国・台湾)調査に参加し、フランスを担当したため、フランスの現状を中心に、この調査の概要、見えてきた問題点について報告する。
柘植は、日本の現状について説明し、洪および小門の報告へのコメントを行う。
Aグループ(C102)
座長 加藤敬子(お茶の水女子大学)1.上村協子(東京家政学院大学)
「日本における女性農業者の資産形成」
2.水野桂子(東京女子大学大学院)
「地域社会における女性の『居場所』−中高年期女性の地域活動と男女共同参画行政」
3.太田由加里(田園調布学園大学)
「児童福祉とジェンダー−乳幼児健診調査の事例を中心に−」
B グループ(C103)
座長 上松由希子(神奈川大学)1.小玉美意子(武蔵大学)
「テレビニュース出演者のジェンダー分析−4カ国の現状比較と2カ国の経年比較」
2.笹川あゆみ(武蔵野大学)
「選択的夫婦別姓制度法制化をめぐる賛成派内のズレ−夫婦別姓選択に『正しい理由』は必要なのか−」
3.木村育恵(東京学芸大学)
「ジェンダー・センシティブな教育をめぐる『教師文化』の構造」