ボーダー
国際ジェンダー学会
大会プログラム
 
空空
空

国際ジェンダー学会2011年大会のお知らせ

 東日本大震災でお亡くなりになられた方々へ心からの哀悼の意を表しますとともに、被災された方々への心からのお見舞いを申し上げます。そして復興に向けて尽力されている方々へ改めてのエールをお送り申し上げます。東日本の復興とともに原発問題にも立ち向かわなければならない日々ですが、緑の木々や咲き誇る花々を見るにつけ、命の力強さに不思議な感覚を覚えます。地球が誕生して46億年、霊長類が誕生して1億年(7千万年という説も)が経つと言われています。私たちはこれからどう生きるべきか、その生き方の中にどのようにジェンダー視点を反映させることができるのかを考えさせられる毎日です。

 一時期は計画停電のため大会をどのようにすべきか議論を深めましたが、多くの方々の協力を得、国際ジェンダー学会2011年大会を9月10 日(土)、11日(日)に東京家政学院大学(千代田三番町キャンパス)において開催する運びとなりました。会場はJR・地下鉄市ヶ谷駅から徒歩5分と交通アクセスの大変良い場所となります。

 シンポジウムは、東日本大震災で支援に関わっておられる方もお迎えし、「支援とジェンダー」というテーマで開催いたします。また、ワークショップは、「男性学と女性学の接合」というテーマで開催いたします。論文道場は、日本やネパールをテーマにした3本の報告があります。個人報告は、外国人出稼ぎ女性や人身取引、タイやカンボジア、シンガポールにおけるジェンダー課題、東日本大震災関連、リプロダクション関連など14本の多様な報告があります。

 残暑厳しい時期であり、節電実施中ですので皆さま方にはご迷惑をお掛けすることもあろうかと存じますが、充実した大会となるよう実行委員一同準備を進めておりますので、皆さま方の積極的なご参加を心よりお待ちしております。

大会実行委員長 藤掛洋子

国際ジェンダー学会2011年大会 会場までのご案内

【会場】 東京家政学院大学 千代田三番町キャンパス
受付:4階 エレベーター前
 *理事会・評議員会は、8階1804ルームにお越し下さい。
 *キャンパスマップは、プログラム4ページをご覧下さい。


<所在地>
東京家政学院大学 千代田三番町キャンパス
〒102-8341 東京都千代田区三番町22番地 

東京家政学院大学ホームページ 
http://www.kasei-gakuin.ac.jp/site/access.html
 ※町田キャンパスではありませんのでご注意下さい。

 

<アクセス>
・JR 中央線・総武線  東京メトロ 有楽町線・南北線  都営地下鉄 新宿線
   市ヶ谷駅から徒歩約8分(地下鉄 A3番出口)
・東京メトロ 半蔵門線
   半蔵門駅から徒歩約8分(5番出口)
・東京メトロ 東西線
   九段下駅から徒歩約12分(2番出口)

<交通案内>
交通案内


<キャンパスマップ>
キャンパスマップ

1. [地下1階]三番町図書館
2. [1階]ロビー
3. [1階]保健管理センター
4. [1階]学習支援・学生相談室
5. [2階]ラウンジ
6. [4階]階段教室
7. [4階]大江スミ記念ローズホール
8. [8階]パソコン教室
9. エクササイズ・ルーム
10. アリーナ
11. KVA会館
12. 多目的ラウンド

 

国際ジェンダー学会2011年大会タイムテーブル

於:東京家政学院大学 千代田三番町キャンパス

9月10日(土)
10:00〜11:20   理事会(8階 1804)
12:00      2011年大会受付開始 4階エレベーター前
        (理事・評議員の方は11:20〜受付)
11:30〜12:30  評議員会(8階1804)
12:45〜15:00  論文道場(3階1304)
15:00〜17:30  ワークショップ
                「男性学と女性学の接合」(4階1406)
18:30〜20:30  懇親会(学外を予定)   

 

9月11日(日)
9:00             受付開始 
9:30〜12:00      個人報告(3階1304・1305、4階1406)
12:40〜13:40      総会(昼食をとりながら)(4階1407)
14:00〜16:30      シンポジウム「支援とジェンダー」(4階1407)
16:30       閉会    

 

会場へのアクセスならびにキャンパスマップは、プログラム3-4ページをご参照ください。

 

論 文 道 場

9月10日(土)12:45-15:00 3階1304教室

*論文道場は、当初の予定(13:00-14:30)から12:45-15:00に変更になっています。ご注意下さい。

1. 12:45-13:30 
跡部千慧(一橋大学大学院)
「小学校女性教員の就労継続に関する研究
―1950-60年代の日教組婦人部『産休代替法』制定運動を中心に」

 コメンテーター:高野良子(植草学園大学)
  
2. 13:30-14:15
シュレスタ・マニタ(東京学芸大学大学院)
  「ネパールの内発的発展と女性のエンパワーメントとの関連
―環境教育の側面から」

  コメンテーター:藤掛洋子(東京家政学院大学)

3.  14:15-15:00
 二階堂祐子(明治学院大学大学院)
「出生前選別とリプロダクティブ・ライツ
―1970年代の女性解放運動と障害者運動が示唆するもの」                    
 コメンテーター:菅野摂子(立教大学ほか)

担当 宮崎聖子(福岡女子大学)

ワ ー ク シ ョ ッ プ「男性学と女性学の接合」

9月10日(土)15:00-17:30  4階1406教室

 男性学と女性学はジェンダーという視点を共有しつつ、それぞれに独自の問題領域を設定している。男性学と女性学はどのように共通のテーマを追うことができるのか、あるいはできないのか。3名のパネリストの報告を受けた後、テーマ毎にグループに分かれ、ワークショップを行います。 

<パネリスト>(敬称略)
 1. ロナルド・サラディン(武蔵大学大学院)
 「見られる性としての男性」

 2. 川口 遼(一橋大学大学院)
 「R.コンネルの男性理論の射程」

 3. 田中俊之(武蔵大学ほか)
  「『男性問題』とは何か」
         
  <司会進行>田中俊之(武蔵大学ほか)
  <ファシリテーター>柘植あづみ(明治学院大学)・藤原千賀(武蔵大学)

個 人 報 告

9月11日(日)9:30-12:00

Aグループ(3階1304教室)9:30-12:00 <座長>伊藤るり(一橋大学)

1.大野聖良(お茶の水女子大学大学院)
「日本における外国人出稼ぎ女性の孤立化
                                  ―言説の多様性と差異化」

2.齋藤百合子(明治学院大学)
「人身取引対策における支援的政策環境―被害者の社会再統合のための社会的条件」


3.渡辺美穂(独立行政法人国立女性教育会館)  
「人身取引問題と教育啓発に関する一考察」

4.兪 炳完(一橋大学大学院)
「韓国女性軍人のプライドと困難
           ―男性中心的な規範への順応に注目して」

5.徐阿貴(お茶の水女子大学ジェンダー研究センター) 
「〈民族〉と〈女性〉のはざまで
          ―在日朝鮮人女性運動にみる承認の重層性」

 

Bグループ(3階1305教室)9:30-12:00 <座長>国広陽子(東京女子大学)

1.江藤双恵(獨協大学ほか)
「タイの家族制度開発におけるジェンダー課題」

2.高橋美和(愛国学園大学)
「家族周期から見た宗教実践
―カンボジア仏教徒社会における母子関係のジェンダー比較」

3.佐藤 峰(JICA研究所)
「『主体形成』支援としての開発援助
                       ―『生活改善アプローチ』の構築に向けて」

4.落合恵美(お茶の水女子大学大学院)
「シンガポールの年金制度とジェンダー格差」

 

Cグループ(4階1406教室)9:30-12:00 <座長>鵜沢由美子(明星大学)

1.菊地 栄(聖隷クリストファー大学)
「福島第一原発事故後の親子疎開現象に見る
放射能汚染からの退避と課題」

2.木藤まどか(城西国際大学大学院)
「初産女性は家族をどう捉えているか
                           ―妊娠39週目から、産後8ヶ月まで」

3.津田好子(東京女子大学大学院)
「母親にとってのプレーパーク活動
         ―『保護』と『権利の主体』の併存から考える」

4.梅野りんこ(横浜国立大学大学院)
「フランス・オペラにおけるメデ神話と女性の表象  
                ―オペラ台本に見るルイ14世時代のミソジニー」

5.深江裕美(お茶の水女子大学大学院)
「カデールまたは神の予定を通して見る在日クルド人女性の半生」

シ ン ポ ジ ウ ム 「支援とジェンダー」

9月11日(日)14:00-16:30 4階1407教室


 本シンポジウムでは、@各国で発生する災害にどのようなジェンダー課題があるのか、A民間企業がCSRの一環として取り組む東日本大震災支援や国際協力事業において当該地域のジェンダー課題の解決はなしうるのか、B東日本大震災時に物資の受け入れ窓口となった組織はどのようなジェンダー配慮の取り組みを行ったのかについて各専門家にご報告頂きます。これらの報告を通し、国際協力事業や緊急援助におけるジェンダー課題の共通性と差異を確認し、支援におけるジェンダー視点の重要性とその視点を盛り込む際の困難さ、その困難さを解決するための方策について議論を行います。

 <シンポジスト>(敬称略)

主旨説明

池田恵子(静岡大学)
「救援・復興のジェンダー主流化
―日本とバングラデシュの経験の比較から」

中尾洋三(味の素)
「味の素の国際協力事業とジェンダー/東日本大震災への支援」

田端八重子(もりおか女性センター)
「東日本大震災におけるもりおか女性センターの取り組み」
   *報告タイトルは変更の可能性があります。

<コメンテーター>原ひろ子(城西国際大学)

<司会・総括> 藤掛洋子(東京家政学院大学)

大会参加者の皆様へ

1.大会参加・懇親会について

【会員の方】
大会・懇親会への出欠について、同封のはがきをお送り下さい(8月20日(土)消印有効)。
【非会員の方】
以下の事項を記載の上、大会事務局アドレスまでご連絡下さい。(大会事務局メールアドレス:2011kokusaigendergakkai☆gmail.com ☆を@に変えて下さい)
 
お名前:
ご所属:
ご住所:
ご連絡先(メールアドレス等):
大会参加日:
懇親会参加の有無:
 
*昼食は各自ご用意ください。
【懇親会】
会場:麦 石窯 薪 Un (ムギイシガママキウン)
住所:東京都千代田区五番町5 市ヶ谷女子学生ハイツ B1F
電話:03-3234-4569
アクセス:JR市ヶ谷駅徒歩1分/地下鉄市ヶ谷徒歩1分
時間:18:30〜(予定)
ホームページ: http://www.5days-market.co.jp/shop_un.php

2.保育について

申し訳ありませんが、保育の準備はございません。
近隣の一時保育施設情報については、以下をご覧ください。
http://www1.tmtv.ne.jp/~yoquita/top%20japan.htm

3.受付

受付は、第1日目(10日)は1200分から(評議員の方は、評議員会の前に受付をお済ませ下さい)、第2日目(11日)は午前900分から4階 エレベーター前で行います。

4.参加費・懇親会費のお支払い

参加費・懇親会費等は当日受付で、現金でお支払いください。
1)参加費 会員 3,000円
  学生(会員・非会員、学生証提示) 2,000円
  非会員 4,000円
2)懇親会費 会員・非会員 4,000円
  学生 2,000円

 

 
     ▲ページのトップに戻る
copyright