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国際ジェンダー学会
大会プログラム
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国際ジェンダー学会大会2012年大会のお知らせ

 国際ジェンダー学会2012年大会を9月1日(土)、2日(日)に立教大学(池袋キャンパス)で次のように開催いたします。

 今年は国際女性学会から国際ジェンダー学会へと名称変更してから、10年目の大会となります。1日は「国際ジェンダー学会 この10年を振り返って 〜希望をつむぐ〜」というテーマでミニ・シンポジウムを行います。また、2日の公開シンポジウムは「政治を動かそう:政策形成過程とジェンダー・ストラテジー」というテーマで開催し、ジェンダー平等を推進させる国の政策を後押しするためのストラテジーについて、皆様と共に考える場にしたいと思います。尚、公開シンポジウムのみのご参加は無料といたします。

 今回は個人発表の申込が23件にのぼり、嬉しい悲鳴を上げております。従って、発表の日程も2日間に渡る事になりました。ジェンダー研究に関する様々な興味深いテーマが取り上げられております。

 多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

国際ジェンダー学会2012年大会実行委員長 笹川あゆみ


大会のチラシはこちらからダウンロードください

1.会場

立教大学 14号館(受付は一階)


<所在地>
〒171-8501
東京都豊島区西池袋3-34-1

<アクセス>
JR各線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ丸ノ内線/有楽町線/副都心線「池袋駅」下車。西口より徒歩約7分

立教大学 池袋キャンパスへのアクセス
http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/direction/

2.参加申し込み


大会及び懇親会への参加申し込みは、こちらからお願いします。

※発表申し込みは6月30日(土)をもって終了しました。発表申し込みをされた方も、参加申し込みを行ってください。

※web上での参加申し込み期限は8月17日です。大会運営上、なるべくwebからの申し込みをお願いいたします。なお、大会当日の参加も受け付けます。

※公開シンポジウムのみ参加の方は、事前の参加申し込みの必要はありません。当日、受付で参加登録をして下さい。

3.参加費


参加費: 会員 3,000円
  非会員 4,000円
  学生(会員・非会員) 2,000円
懇親会費: 会員・非会員 4,000円
  学生 2,000円

※参加費・懇親会費は、当日、受付でお支払い下さい。

※2日の公開シンポジウム「政治を動かそう:政策形成過程とジェンダー・ストラテジー」のみの参加は無料です。

4.国際ジェンダー学会2012年大会日程

■ 9月1日(土)
9:30 〜10:30  理事会(D601)
10:30〜11:30  評議員会(D601)
12:00       受付開始(14号館1F)
12:30〜14:30  個人発表T(D601,D602)
14:45〜17:00  ミニ・シンポジウム(D401)
          「国際ジェンダー学会 この10年を振り返って 〜希望をつむぐ〜」
17:30〜19:30  懇親会(ベトナム料理レストラン『フォーベト』)

 

■ 9月2日(日)
9:00        受付開始 
9:30 〜12:20   個人発表U(D601,D602,D603)
12:30〜13:30   総会(昼食をとりながら)(D401)
14:00〜16:30   公開シンポジウム(D401)
           「政治を動かそう:政策形成過程とジェンダー・ストラテジー」
16:30        閉会

 

※大会プログラムは、変更の可能性があります。

 ※懇親会は『フォーベト』(ベトナム料理)にて行います。
 〒171-0021 豊島区西池袋3‐31‐15 ロイヤルビルU 4F
 TEL/FAX 03‐3590‐8788
 http://www.phoviet.jp/

 『フォーベト』へのアクセス(立教大学から徒歩5分程度)
 http://phoviet.jp/information.html

5.個人発表のご案内 

個人発表T: 9月1日(土)12:30−14:30 14号館6階

Aグループ(D601教室) <座長>橋本ヒロ子(十文字学園女子大学)

中村雪子(お茶の水女子大学大学院)
「インドにおける開発政策としての「女性酪農協同組合」の検討:制度化されたフェミニズムと女性の「エンパワメント」」

織田由紀子(NPO法人 北九州サステイナビリティ研究所)
「持続可能な開発におけるジェンダー主流化の課題」

太田麻希子(大阪府立大学・日本学術振興会特別研究員PD)
「女性労働の可視化と再不可視化―マニラ首都圏の港湾地域スラムにおける女性の移住過程」

平野恵子(清泉女子大学 他)
「浮遊する男性性―インドネシア人移住労働者を事例として―」

 

Bグループ(D602教室) <座長>島直子(首都大学東京)

天童睦子(名城大学)
「東アジアの低出生率 と家族の変容―再生産戦略の視点から―」

江藤双恵(獨協大学 他)
「タイ農村女性に期待される役割―福祉社会の構築にむけて」

齋藤早苗
「職場における生産労働/再生産労働の布置連関のメカニズム−男性の育児休業取得実践を支点に」

山根純佳(山形大学)
「ケア労働の評価と両立支援策の論理 妊娠・出産・育児における『依存』から考える」



個人発表U: 9月2日(日)9:30−12:20 14号館6階

 

Cグループ(D601教室) <座長>高橋美和(愛国学園大学)

大野聖良(お茶の水女子大学大学院)
「日本の人身取引対策に関する批判的考察―『人権』と『安全』のはざまで」

徐阿貴(お茶の水女子大学ジェンダー研究センター)
「『サバルタン女性』の公共圏―90年代における在日朝鮮人女性の2つの運動から」

太田まさこ((財)アジア女性交流・研究フォーラム)
「教育レベルと労働参加の乖離要因−インド、ケーララ州の女子」

金澤真実(立命館大学大学院)
「開発途上国における女性障害者の貧困−バングラデシュを事例とした結婚をめぐる考察−」

朱琳(長崎大学大学院)
「イギリス小説『碾臼』における女性の間に存在する差別について」

 

Dグループ(D602教室) <座長>萩原なつ子(立教大学)

大浜 慶子(神戸学院大学)
「中国の女性学/ジェンダー研究ネットワークの形成と発展―研究型NGOから新学科建設へ」

小関孝子(立教大学大学院)
「羽仁もと子と関東大震災被災者支援」

横山道史(立正大学)
「母親運動と脱原発運動の間」

池田恵子(静岡大学)
「災害時(後)の女性のニーズをいかに支援につなげるか
東日本大震災女性支援ネットワーク調査チームの調査から(1)」

柘植あづみ(明治学院大学)
「災害時(後)の女性の意思決定とその促進・抑制要因の検討―東日本大震災女性支援ネットワーク調査チームの調査から(2)―」

 

Eグループ(D603教室) <座長>田中洋美(明治大学)

熊田陽子(お茶の水女子大学大学院)
「性でつながる都市的関係の一考察―SMクラブにおける<おんなのこ>の経験から」

池松玲子(東京女子大学大学院)
「80年代雑誌『クロワッサン』が描いた<女性の自立>―雑誌記事のフレーム分析から―」

大木直子(お茶の水女子大学)
「地方議会における女性の政治参加と候補者配置―都道府県議会を中心に」

鈴木亜矢子(お茶の水女子大学大学院)
「旧姓通称使用の広がりに伴う新たな別姓形態―「消極的」別姓選択の現状とその問題点」

花野泰子(東京女子大学大学院)
「テレビ番組制作業における女性の現状と課題」

6.ミニ・シンポジウムのご案内

 テーマ「国際ジェンダー学会 この10年を振り返って 〜希望をつむぐ〜」
 9月1日(土)14:45−17:00 14号館4階D401教室

 国際ジェンダー学会の前身である国際女性学会(1977年設立)では、分科会方式で女性と男性による学際的職際的な研究グループをつくり、国内外の研究助成を受けて、複数のプロジェクトを実施してきた。そしてそれらの成果を研究会や国際会議で報告したり、学会誌に発表したり、単行本としてまとめたりと、日本における女性学の発展と男女平等社会の実現に向けた実践的知識の提供において大きく貢献してきたものと自負される。
 その国際女性学会から国際ジェンダー学会へと改称されたのが2003年4月であり、まもなく10年が経とうとしている。国際ジェンダー学会は、国際的視野に立脚した学際的アプローチによる女性学、男性学、ジェンダー研究の推進、知識の普及、および関係事業の発展を図り、もって男女共同参画・男女平等社会の実現に寄与することを活動目的としている(会則第2条)。主な事業は、女性学、男性学、ジェンダー研究に関する学際的研究ならびに研究活動支援であり、研究会および年次大会、国際会議の開催、人物および研究活動の国際交流、諸文献の調査ならびに収集、研究成果の出版などである(会則第3条)。
 この間、名称のみならず、組織の特性も活動も変わってきたし、会員数も飛躍的に増加し会員特性にも変化が見られるようになった。そこで、国際ジェンダー学会の歴代会長に、在任中の学会活動およびジェンダー研究をとりまく社会変化などを語っていただき、学会の現状と課題を共有しながら、若い会員や新しい会員とともに、学会の今後についての展望と期待を語り合いたい。

 <パネリスト>(敬称略)

国際ジェンダー学会歴代会長
   藤原千賀(武蔵野大学)
   萩原なつ子(立教大学)
   国広陽子(東京女子大学)
   柘植あづみ(明治学院大学)
   太田由加里(田園調布学園大学)
   (もう一名、新しい会員に依頼中)

<司会>田口久美子(和洋女子大学)

7.公開シンポジウムのご案内

 テーマ「政治を動かそう:政策形成過程とジェンダー・ストラテジー」
 9月2日(日)14::00 −16:30 14号館4階D401教室

 日本の中央政治の場において女性議員の数があまりにも少ないという問題は、長年指摘されてきた。女性グループやフェミニスト団体などが、もっと女性を国会の場に送ろうという活動を続けてきてはいるが、2011年になっても衆議院に占める女性の割合は1割に過ぎず、世界186カ国中121位という低さである。このままでは、ジェンダー視点に基づいた政策の推進は難しいままではないだろうか。例えば、民法改正にしても、1996年の法制審答申以降、国会で審議されることなく野ざらしのままである。
 しかし、問題は女性議員の数の少なさだけであろうか。政治を動かすためには、もっと政治制度や政策決定のプロセスを理解する必要があるのではないだろうか。これまでジェンダー研究者は男女平等政策の推進を訴えながらも、政治に関する具体的な取り組みへの関心は、「中立性を保つ」ために全体的に少々薄かったのではないだろうか。
 このシンポジウムを、ジェンダー平等のための政策を推進させる戦略を検討する機会としたい。

<パネリスト>(敬称略)
岩本美砂子(三重大学人文学部)
「日本のジェンダーをめぐる政策過程の特徴について」

申L榮(お茶の水女子大学 大学院人間文化創成科学研究科・ジェンダー研究センター)
「ジェンダー課題の政策形成過程−2005年韓国の家族法改正から考察」

上田恵子(福島みずほ事務所 政策秘書)
「政治を通してジェンダーを前進させるために」

<総合司会>
大海篤子(東京都市大学)

7.公開シンポジウムのご案内

国際ジェンダー学会2012年大会実行委員会
事務局:和洋女子大学 田口久美子研究室
  E-mail: k-taguchi@wayo.ac.jp
  Fax:047-371-1954

 

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