■ 9月1日(土)
9:30 〜10:30 理事会(D601)
10:30〜11:30 評議員会(D601)
12:00 受付開始(14号館1F)
12:30〜14:30 個人発表T(D601,D602)
14:45〜17:00 ミニ・シンポジウム(D401)
「国際ジェンダー学会 この10年を振り返って 〜希望をつむぐ〜」
17:30〜19:30 懇親会(ベトナム料理レストラン『フォーベト』)
■ 9月2日(日)
9:00 受付開始
9:30 〜12:20 個人発表U(D601,D602,D603)
12:30〜13:30 総会(昼食をとりながら)(D401)
14:00〜16:30 公開シンポジウム(D401)
「政治を動かそう:政策形成過程とジェンダー・ストラテジー」
16:30 閉会
※大会プログラムは、変更の可能性があります。
※懇親会は『フォーベト』(ベトナム料理)にて行います。
〒171-0021 豊島区西池袋3‐31‐15 ロイヤルビルU 4F
TEL/FAX 03‐3590‐8788
http://www.phoviet.jp/
『フォーベト』へのアクセス(立教大学から徒歩5分程度)
http://phoviet.jp/information.html
個人発表T: 9月1日(土)12:30−14:30 14号館6階
Aグループ(D601教室) <座長>橋本ヒロ子(十文字学園女子大学)
中村雪子(お茶の水女子大学大学院)
「インドにおける開発政策としての「女性酪農協同組合」の検討:制度化されたフェミニズムと女性の「エンパワメント」」
織田由紀子(NPO法人 北九州サステイナビリティ研究所)
「持続可能な開発におけるジェンダー主流化の課題」
太田麻希子(大阪府立大学・日本学術振興会特別研究員PD)
「女性労働の可視化と再不可視化―マニラ首都圏の港湾地域スラムにおける女性の移住過程」
平野恵子(清泉女子大学 他)
「浮遊する男性性―インドネシア人移住労働者を事例として―」
Bグループ(D602教室) <座長>島直子(首都大学東京)
天童睦子(名城大学)
「東アジアの低出生率 と家族の変容―再生産戦略の視点から―」
江藤双恵(獨協大学 他)
「タイ農村女性に期待される役割―福祉社会の構築にむけて」
齋藤早苗
「職場における生産労働/再生産労働の布置連関のメカニズム−男性の育児休業取得実践を支点に」
山根純佳(山形大学)
「ケア労働の評価と両立支援策の論理 妊娠・出産・育児における『依存』から考える」
個人発表U: 9月2日(日)9:30−12:20 14号館6階
Cグループ(D601教室) <座長>高橋美和(愛国学園大学)
大野聖良(お茶の水女子大学大学院)
「日本の人身取引対策に関する批判的考察―『人権』と『安全』のはざまで」
徐阿貴(お茶の水女子大学ジェンダー研究センター)
「『サバルタン女性』の公共圏―90年代における在日朝鮮人女性の2つの運動から」
太田まさこ((財)アジア女性交流・研究フォーラム)
「教育レベルと労働参加の乖離要因−インド、ケーララ州の女子」
金澤真実(立命館大学大学院)
「開発途上国における女性障害者の貧困−バングラデシュを事例とした結婚をめぐる考察−」
朱琳(長崎大学大学院)
「イギリス小説『碾臼』における女性の間に存在する差別について」
Dグループ(D602教室) <座長>萩原なつ子(立教大学)
大浜 慶子(神戸学院大学)
「中国の女性学/ジェンダー研究ネットワークの形成と発展―研究型NGOから新学科建設へ」
小関孝子(立教大学大学院)
「羽仁もと子と関東大震災被災者支援」
横山道史(立正大学)
「母親運動と脱原発運動の間」
池田恵子(静岡大学)
「災害時(後)の女性のニーズをいかに支援につなげるか
東日本大震災女性支援ネットワーク調査チームの調査から(1)」
柘植あづみ(明治学院大学)
「災害時(後)の女性の意思決定とその促進・抑制要因の検討―東日本大震災女性支援ネットワーク調査チームの調査から(2)―」
Eグループ(D603教室) <座長>田中洋美(明治大学)
熊田陽子(お茶の水女子大学大学院)
「性でつながる都市的関係の一考察―SMクラブにおける<おんなのこ>の経験から」
池松玲子(東京女子大学大学院)
「80年代雑誌『クロワッサン』が描いた<女性の自立>―雑誌記事のフレーム分析から―」
大木直子(お茶の水女子大学)
「地方議会における女性の政治参加と候補者配置―都道府県議会を中心に」
鈴木亜矢子(お茶の水女子大学大学院)
「旧姓通称使用の広がりに伴う新たな別姓形態―「消極的」別姓選択の現状とその問題点」
花野泰子(東京女子大学大学院)
「テレビ番組制作業における女性の現状と課題」
テーマ「政治を動かそう:政策形成過程とジェンダー・ストラテジー」
9月2日(日)14::00 −16:30 14号館4階D401教室
日本の中央政治の場において女性議員の数があまりにも少ないという問題は、長年指摘されてきた。女性グループやフェミニスト団体などが、もっと女性を国会の場に送ろうという活動を続けてきてはいるが、2011年になっても衆議院に占める女性の割合は1割に過ぎず、世界186カ国中121位という低さである。このままでは、ジェンダー視点に基づいた政策の推進は難しいままではないだろうか。例えば、民法改正にしても、1996年の法制審答申以降、国会で審議されることなく野ざらしのままである。
しかし、問題は女性議員の数の少なさだけであろうか。政治を動かすためには、もっと政治制度や政策決定のプロセスを理解する必要があるのではないだろうか。これまでジェンダー研究者は男女平等政策の推進を訴えながらも、政治に関する具体的な取り組みへの関心は、「中立性を保つ」ために全体的に少々薄かったのではないだろうか。
このシンポジウムを、ジェンダー平等のための政策を推進させる戦略を検討する機会としたい。
<パネリスト>(敬称略)
岩本美砂子(三重大学人文学部)
「日本のジェンダーをめぐる政策過程の特徴について」
申L榮(お茶の水女子大学 大学院人間文化創成科学研究科・ジェンダー研究センター)
「ジェンダー課題の政策形成過程−2005年韓国の家族法改正から考察」
上田恵子(福島みずほ事務所 政策秘書)
「政治を通してジェンダーを前進させるために」
<総合司会>
大海篤子(東京都市大学)