研究活動
研究活動奨励賞(若手支援)
国際ジェンダー学会では、専任ないし正規雇用契約をもたず、研究財源の確保に困難をかかえている若手会員の研究活動を支援することを目的に、2020 年から「国際ジェンダー学会研究活動奨励賞」を創設いたしました。皆様のご応募をお待ちしております。
これまでの受賞者
2024年度
全雅倫:「医師の妊産婦への身体管理に関する文化社会的考察」
出口杏奈:「男性の災害経験とは何か」
2023年度
于寧:「中国当局の政策から読み解く『同性間の親密な関係』に対する認識パターン」(報告書)
内田賢:「東日本大震災被災地における「災害と多様性」の再考──宮城県の草の根女性団体を事例に」(報告書)
加藤穂香:「デジタルメディア時代における<ジャーナリズム界>の変容──『女性ジャーナリスト』へのインタビュー調査から」(報告書)
2022年度
郭立夫:「寒冬の季節」の闘争——中国における性的マイノリティ運動の再考(報告書)
児玉谷レミ:ポスト近代の軍隊としての自衛隊の軍事的男性性の構築——自衛官たちの語りから(報告書)
新倉久乃:タイ女性の高齢期のライフプランへの来日経験の影響——在日タイ女性と帰国したタイ女性の語りから(報告書)
文可依:中国のフェミニズム行動派の運動におけるフェミニズムの政治と性的マイノリティ(報告書)
山本沙希:現代マグリブ女性の起業実践と法——『手工芸職人証明書』発行制度とのかかわりから(報告書)
2021年度
小野道子:女の子の安全保障に関する考察——パキスタンの「ベンガリー」ディアスポラの娘と母にとっての「路上」(報告書)
陳予茜(チン・ヨセン):中国における一人っ子女性の親子関係に関する研究(報告書)
大野恵理:移住女性の再生産労働と「住民」としての承認——妊娠・出産に着目して(報告書)
2020年度
李亜姣(リ・アコウ):土地金融化における収奪——中国都市中間階級女性の負債事例分析を中心に(報告書)
福永玄弥:「良き市民」への包摂をめぐるポリティクス——韓国の徴兵制における同性愛者の処遇を事例に(報告書)
高橋香苗:働く女性の服装規範に関する研究(報告書)
分科会の活動
申請を希望する方は、下記「国際ジェンダー学会分科会について(PDF)」をご高覧の上、今期(第11期)は鵜沢会長にご連絡ください( )。
1.「メディアとカルチャー」分科会
連絡先窓口
E-Mail:分科会事務局
URL:https://isgsmag.wixsite.com/website
(問い合わせフォームあり)
HP/ブログなど
https://isgsmag.wixsite.com/website
メンバーの人数
13名(2021.3.21現在)
分科会の趣旨
2016年設立。文化研究、社会学など様々な分野・領域を専門としながらも「メディアとジェンダー」という共通の問題関心をもつ研究者・大学院生が参加・活動。
2.「開発とジェンダー」分科会
連絡先窓口
(事務局)
HP/ブログなど
http://devgen-isgs.blogspot.com/
メンバーの人数
メンバーシップはオープンです。常に定例会に参加しているメンバーがおよそ7~10名です。
分科会の趣旨
1994年の設立以来、「開発とジェンダー」を共通テーマに、多様な分野で活動する人々が参加しています。世界の様々な地域のジェンダー/セクシュアリティをめぐる現象や課題を、ミクロな人々の日々の実践とグローバルな構造変動とをつなげジェンダー視点からクリティカルに紐解いていくこと、また、そのような知見と世界大の関係性を重視したフェミニズムの実践とを結び付けていくことが通底するテーマです。
3.「クィア・スタディーズ」分科会
代表者氏名(所属等)
福永玄弥(東京大学大学院)
連絡先窓口
福永玄弥
HP/ブログなど
なし(準備中)
メンバーの人数
4名(2021年3月18日現在)。
分科会の趣旨
クィア・スタディーズやセクシュアリティ研究に関心のある研究者で交流し、国外の地域やグローバリゼーションをテーマにクィア・スタディーズに従事することの意義や困難を共有する機会を作ること。
4.「教育」分科会
代表者氏名(所属等)
木村育恵(北海道教育大学)
連絡先窓口
国際ジェンダー学会・教育分科会HPお問い合わせフォーム
http://isgswe.aiyweb.com/cgi/mail/captmail.cgi
HP/ブログなど
国際ジェンダー学会・教育分科会HP
http://isgswe.aiyweb.com/
メンバーの人数
現在、主として8人
分科会の趣旨
教育分科会では、ジェンダーと教育に関する問題関心を持つ会員とともに、教育におけるジェンダーの問題に関する学習会を行ったり、教育に係るジェンダー格差の現状の解明や課題の析出に関する研究を行うことを目指しています。
5.「現代生活学とジェンダー」分科会
代表者氏名(所属等)
上村協子(東京家政学院大学)
連絡先窓口
上村協子
メンバーの人数
3名(2021年3月18日現在)
分科会の趣旨
「生活」という概念はとりとめがなく、あいまいで、未分化であるという理由から、家政学などは、「学問的ではない」「科学から遠い」と言われてきた。「財産・共同性・ジェンダー」など現代生活の特徴を現代生活学とは生活者の視点から人間生活における個々人の日常的行為と生活の諸条件の相互作用について研究し、持続可能な社会の創造に貢献する実践的総合科学(天野正子)とする仮定義をもとに検討する。
6.「医療とジェンダー」分科会
代表者氏名(所属等)
柘植あづみ(明治学院大学)
連絡先窓口
高口僚太朗
HP/ブログなど
準備中
メンバーの人数
3名
分科会の趣旨
広く「医療とジェンダー」を共通テーマに、さまざまな領域で活動する人々と研究交流することを目的としています。
研究活動内容
定例会の実施、共同研究の検討、公開講演会の開催など
7.「国際移動とジェンダー(IMAGE)」分科会
研究代表者氏名(所属)
小ヶ谷千穂(フェリス女学院大学)
徐阿貴(福岡女子大学)
連絡先窓口
(分科会事務局)
メンバーの人数
6人(2022年9月25日現在)
分科会の趣旨
国際移動/移民(難民を含む)に関わる諸問題をジェンダー、あるいはセクシュアリティの視点から考えていくための学際的な研究交流、ならびに実践者との対話の場として、本分科会を設置し、この分野の研究を活性化させることを目的とします。